5 二日酔いしやすい酒

(4)「チャンポンは悪酔いする」というのは迷信か?
 布川は文献5-6の中で、「チャンポンすると悪酔いするというのも迷信で、結局は飲み過ぎによるもの。酒が変わるとまた新たな気持ちになって、どんどん飲んでしまいます」と述べています。チャンポンとは種類の違う酒を色々飲むことを意味します。
また佐藤は文献5-3の中で、「アルコール濃度の違う酒を色々飲むと、摂取したアルコール量がわからなくなり飲み過ぎることがある」と述べています。
 確かに酒が変わり、気分が変わると余計に飲むことはありえますが、これまで述べてきたように、酔い醒めは摂取したアルコール量だけでなく、飲む酒の種類にも影響されると考えらます。例えばウイスキーや焼酎などの蒸留酒を多量飲んだ後、甘いカクテルやリキュールなど糖質を多く含む酒を多量飲むと蒸留酒ばかり飲んだ時に比べて摂取した糖質の分だけ体内でのNAD消費量が多くなり、二日酔いが重くなる可能性があります。
 酔い醒めという観点からは、甘い酒を飲む場合は含まれている糖質量に比例してアルコール濃度が高い(NAD消費量換算でグルコース1.0gは純アルコール0.64ml相当)と覚悟して飲めばよいと言えます。

 

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