単式蒸留焼酎の研究室

博士(農芸化学) 佐無田 隆

 記事の内容(詳細は右欄の通り)
Ⅰ  単式蒸留機と多機能単式蒸留機
  1 単式蒸留機の構造
  2 単式蒸留機に関する基礎的な事柄
  3 単式蒸留機の機能
  4 有孔棚段付多機能単式蒸留機開発の目的  
     5 有孔棚段付多機能単式蒸留機(試案)
  6 再蒸留型蒸留機に関する研究及び実証蒸留機
  7 再蒸留型単式蒸留機(試案)
  8 循環型単式蒸留機(試案)
  9 香気成分の抽出蒸留び不揮発性有用物質の抽出・濃縮
   10 有孔棚段付多機能単式蒸留機のまとめ
   11 関係特許公報及び研究報文

Ⅱ  生化学に基づく二日酔い軽減策
   ・・・・・エタノールと糖質の消化は競合する。・・・・・
 1  二日酔い予防方法諸説と問題点
 2  二日酔いの起こる機構と軽減策 
 3  糖質と二日酔いの関係
   4  二日酔いしやすい料理
   5  二日酔いしやすい酒
   6  おわりに                                                    
                             ご連絡、ご感想などはこちらからどうぞ

 

 蒸留酒には多くの謎があります。単式蒸留機は古代からあったそうですが、現在でもやかん(薬缶)のような形の蒸留機(ポットスチル)が使われています。ポットスチル型単式蒸留機は、発酵液を加熱し、流出する蒸気を冷却して蒸留酒を得るだけ装置で、蒸留酒の香味を調節することはできません。しかし、ポットスチル型蒸留機は形が異なると、蒸留酒の香味が変化します。したがって、蒸留所によって蒸留機の形が異なると、蒸留所毎に香味が異なり、それが各蒸留所の個性とされています。第1部では1台の蒸留機で多様な蒸留ができる多機能単式蒸留機を紹介します。 
 古来、多くの酒飲みが二日酔いに苦しい思いをした結果、二日酔い対策については多くの通説があります。しかし、医師に二日酔い予防方法を尋ねたら、「飲む酒を減らすか、やめる以外に二日酔いを予防する方法はない」と答えられるに違いありません。酒を多量飲んだら二日酔いは避けられません。二日酔いを軽くする方法についても多くの説がありますが、どの説が正しいのか明らかではありません。しかし、飲んだ酒の種類や飲酒時に食べた料理の種類によって、酔い覚めが異なることは経験するところであり、予防は無理としても、二日酔いを軽く済ませる方法はありそうです。二日酔いを軽くする方法について、生化学的に検討した結果を第2部として掲載します。ただし、理論的な考察のみで実験データはないことをお断りしておきます。
 私の誤解や認識不足もあると思いますので、お気付きの点がありましたらご指摘ください。

 

お知らせ
  (2021年5月6日)
 サイトをリニューアルし、第Ⅱ部を追加しました。
(2021年1月6日)
 2006年に取得した特許第4898358(2006)(文献 0-6)に係る特許権は2021年1月5日を以て終了しました。本記事中関係箇所は訂正しました。特許第4898358(2006)につては今後ご自由にお使いください。
(2020年5月15日)
[ 有孔棚段付多機能単式蒸留機に関する特許の利用について ]
    有孔棚段付多機能単式蒸留機
には、特許(文献 0-4)が使用されています。前記特許を用いた蒸留機を製造して使用または販売する場合には、特許権使用許諾契約を締結して頂く必要があります (10-2 )。
 
(2019年12月5日)
[ 棚段付き蒸留機に関する特許について ]
 有孔棚段付多機能単式蒸留機については2018年9月に特許を出願し、2019年11月に特許が確定しました。
 発明の名称 蒸留装置及び蒸留方法
 出願番号  特願2018-186952
 出願日   2018年9月12日
 特許番号  第6617989号
 登録日   2019年11月22日  
                                                                                                                           

記事の追加または訂正
(2020年12月6日)
旧稿では孔のある棚段を有する単式蒸留機には「棚段付き単式蒸留機」という名称を用いていましたが、従来の「棚段付単式蒸留機」(文献 0-3)と区別するため、「有孔棚段付多機能単式蒸留機」に訂正し、文章の一部を訂正しました。
(2020年9月22日)
[Ⅰ-1]
 (2)  「単式蒸留機」という用語の歴史的な経緯
     一部訂正しました。
 (3) 「単式蒸留機」と化学工学における「単蒸留による蒸留機」の相違
    『「単式蒸留機」と化学工学における「単蒸留」の相違』と記載していたのを訂正しました。
(2020年9月18日) 
[Ⅰ-3]
  理論段数と平衡蒸留回数の相異を明確にし、内容を書き換えました。
(2020年6月3日)
[Ⅰ-5 ]
  (4)「 仕込部の構造」の記事の一部を訂正し、「図5-5 手動バルブ」、「図5-6自動バルブ」を追加しました。
[Ⅰ-8 ]
  (2)「循環型蒸留機の構造」の記事の一部を訂正し、「図8-3 自動バルブを用いる循環蒸留」を追加しました。
  (6)「 循環型蒸留機の蒸留方法」の記事の一部を訂正しました。

 

            Ⅰ 単式蒸留機と多機能単式蒸留機 へ進む      


この頁の最終改定日       2021年   5月 6日       
研究室開設日         2019年   7月 5日