第8章 循環型蒸留機(試案)

   本章の内容
8-1 循環型蒸留機の概要
 
8-2 循環型蒸留機の構造

8-2-1 溢流管を利用する循環型蒸留機
8-2-2 自動バルブを利用する循環型蒸留機 
8-3 蒸気導管の部品装着孔への装着方法
 
8-4 バブルキャップの蒸気導管への装着方法
 
8-5 溢流管

8-5-1 溢流管の構成 
8-5-2 棚段固定用溢流管 
8-5-3 仕込部での溢流管の延長 
8-5-4 仕込部内の溢流管の長さ 
8-5-5 再蒸留部での溢流管の延長 
8-6 循環型蒸留機の蒸留方法
 
8-7 留出液の性状
 
8-8 本章のまとめ
 
8-9 引用文献

8-1 循環型蒸留機の概要

 循環型蒸留機は、図8-1に掲げるように、棚段付き蒸留機の部品装着孔に溢流管を装着して、再蒸留部に一定量の凝縮液を貯留し、別の部品装着孔にバブルキャップ(泡鐘)付きの蒸気導管を装着して、仕込部から上昇する蒸気を前記凝縮液に注入し、余剰の凝縮液は溢流管から仕込部へ流下させながら蒸留する形式の蒸留機です。
 この形式の再蒸留部は、化学工場等で広く用いられている棚段式精留塔の一段分に相当し、精留機能については詳しく調べられています(文献8-1)。
  焼酎製造場用の減圧蒸留機において、飛沫同伴(缶液の泡立ちに伴う飛沫の流出)防止のため、数段の泡鐘(バブルキャップ)棚や多孔板棚が濃縮塔に設けられている場合があります(文献2)。しかし、バブルキャップ式棚段は精留機能が高く、焼酎の香味は淡麗になるので、淡麗な香味の焼酎を製造する時にのみ、選択できるようにするのが望ましいと考えられます。

以下棚段付き蒸留機の部品装着孔に、部品を装着して循環型蒸留機とする試案について述べます。

図8-1 棚段付き蒸留機から循環型蒸留機への変更

 

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