5 二日酔いしやすい酒

 

本章の内容
(1) 文献に記載された二日酔いと酒の種類の関係
(2) 糖質を含む酒類の消化におけるNAD負担量
(3) 日本酒は悪酔いしやすいか?
(4)「チャンポンは悪酔いする」というのは迷信か?
(5) 引用文献引用献

(1) 文献に記載された二日酔いと酒の種類の関係
 菅間は文献5-1の中で「醸造酒(例えば清酒)より蒸留酒(例えばウイスキー)の方が頭が痛くならない」という巷説に関連して、本格焼酎の主産地(熊本県、鹿児島県、宮崎県)の公的機関が消費者に焼酎を選ぶ理由をアンケート調査したところ、3県とも「焼酎は悪酔いしなくてよい」と答えた人が多かったと報告されている(昭和41~44)が、エキス分(酒の不揮発性成分、糖、アミノ酸など)のない蒸留酒が醸造酒よりアルコールの体内での分解が早いという報告もきかないので、特に焼酎の悪酔いしない原因が本質的なものか、あるいは飲み方、すなわち飲みつけている酒のため、ペースをわきまえて飲んでいるためかわからない」と述べています。
 文献(5-2)には「体験的に、本格焼酎を飲んだ次の日は、他の酒を飲んだ時よりも後に残らないと感じている人も多いであろうが、現在まだこの理由は明らかにされていない」と記載されています。
 佐藤は文献5-3の中で「『日本酒は悪酔いする』という通説に対し、「『日本酒は悪酔いする』は迷信。悪酔いや二日酔いはアルコールのとりすぎによるものである」と述べています。
 日本酒は悪酔いしやすいのでしょうか?

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