6 おわりに

 酒を飲む時は楽しいけど、二日酔いは辛いものです。人のアルコール(エタノール)消化能力には限界があり、処理能力には個人差があります。酒が好きな人は自分の酒量については、およそ知っているものです。
 アルコールが燃焼するには酸素が必須であるのと同様に、アルコールと糖質の消化にはNADが必須です。NADは補酵素と呼ばれていますが酵素ではなく、糖類及びアルコールの消化によりNADは消費されます。NADは非常に重要な物質で、体内で多くの反応に関与しており、消費されたNADは再生されますが、糖類及びアルコールの消化によるNADの消費速度がNADの再生速度を上回ると、NADが減少してエタノール及びアセトアルデヒドの酸化反応が停滞し、障害が発生します。
 通常、晩酌で二日酔いするほど酒を飲むことはないでしょうから、夕食の料理の種類については、二日酔いの観点からは心配はいらないでしょう。
 しかし、アルコールとグルコースの消化は競合するので、はしご酒や二次会・三次会が予想される場合など、沢山酒を飲む場合や、沢山飲んで自分の酒量の上限に近くなったと感じたら、ご飯や麺類など糖質を食べるのは控えめにした方が無難です。

Ⅱ 生化学に基づく二日酔い軽減策      
・・・・・糖質とアルコールの消化は競合する。・・・・・   

 

この頁の最終改定日       2021年5月9日